内容説明
『貝の螺鈿の飾りのついた小部屋の扉に告解せよ、すれば不思議な奇蹟が起きる』。修道孤児院の修道長メリーに育てられたエリシャ、サラ、トビト。メリーは告げる————幼い頃、病気で死にかけた三人の命を、天使が救ってくれたのだ、と。彼らが立派に成長したら、いずれ部下にすると言い残して……。やがて全寮制の学校に進んだ三人は、朽ちた礼拝堂の告解室“貝の家”で皆の悩みを聞きながら、秘密で人助けの練習をしていた——…。表題シリーズ四篇を収録した、藤たまきのセンシティヴ・スクール・デイズ!!