内容説明
イラストレーター、そして映画監督として有名な和田誠が、縦横無尽に語りおろした、極私的映画史の待望の続編!「シネマ今昔問答」の「あと語り」で、撮影用語で取り残しを「残」と呼びます、今昔問答の「残」はいずれやりましょう、といったんでしたね。それがこの本です。(中略)今回はぼくの個人的な思い出ばなしが多いです。望郷というのはふるさとを想うときに使う言葉ですが、ぼくの場合初めて観た映像、初めて観たカラー映画、初めて作ったアニメーション、初めて作った劇映画、みんな自分にとってふるさとみたいなものです。(「あと語り」より)