内容説明
嘲笑に歪んだ唇から、真珠色の牙がのぞく。血に塗れた牙から深紅の雫が滴り、カールの額に血の洗礼を施す。幼いカールが、ヘルシングになって初めて見たのは、その光景だった。その時逃した、旧く禍々しき吸血鬼、名はエリオット。彼を追い、倒すことだけがカールの願いだった。しかし永遠の命に倦んだエリオットは、残酷な遊戯をカールに仕掛ける。「そう――追うがいい。私を憎んで。死が二人を分かつまで」。ねぎしきょうこが描く、ノイエヴァンピリズムレジェンド!!