CD&DVD51で語る 西洋音楽史
著者 |
岡田暁生 著 |
ジャンル |
一般書 > パフォーミングアーツ > 音楽・オペラ |
発行形態 |
書籍 |
発売日 | 2008/08/19 |
判型・ページ数 | A5変・206ページ |
商品コード | 9784403250965 |
内容説明
はじめに
1 コーエン指揮/ボストン・カメラータ『地中海のクリスマス』
第1話 西洋音楽がまだ民俗音楽だった頃——ノイズが充満する聖歌
2 シロス修道院合唱団『グレゴリアン・チャント・ベスト』
第2話 なぜグレゴリオ聖歌が西洋音楽のルーツなのか?
3 ヴェラール&ボナルド『新しい歌——中世盛期のラテン歌曲集』
第3話 ポリフォニーの発見——三次元の音空間へ
4 ヒリヤード・アンサンブル『フィルム 神が宿った汝の口づけ——ペロタンの時代』
第4話 ノートルダム楽派——オルガヌム芸術の頂点
5 マンロウ指揮/ロンドン古楽コンソート『ゴシック期の音楽』
第5話 中世モテットにおける聖と俗
6 オルランド・コンソート『フィリップ・ド・ヴィトリとアルス・ノヴァ』
第6話 十四世紀アルス・ノヴァの頽廃美
7 メイソン指揮/クレマンシック・コンソート『ノートル・ダム・ミサ——中世のマリアの祝日』
第7話 マショーと中世のサウンドスケープ
8 ヒリアー指揮/ヒリヤード・アンサンブル『ザ・ヒリヤード・アンサンブルの芸術』
第8話 ルネサンスの夜明け——ダンスタブルとデュファイ
9 アンサンブル・クレマン・ジャヌカン『ジョスカン《パンジェ・リングア》』
10 アンサンブル・クレマン・ジャヌカン『ブリュメル《見よ、大地が多く揺れ動き》』
11 ヒリヤード・アンサンブル『ゴンベール《メディア・ヴィータ》』
第9話 「完璧なる芸術」——盛期ルネサンスの宗教合唱曲
12 ヒリヤード・アンサンブル『ジェズアルド《レスポンソリウム》全曲』
第10話 暗黒の貴公子ジェズアルド
13 サヴァール&ヘスペリオンXX『Music in Europe 1550-1650』
14 スティング 『ジャーニー&ラビリンス』
第11話 ルネサンスの優美なごった煮
15 ガーディナー指揮/イングリッシュ・バロック・ソロイスツ『モンテヴェルディ《聖母マリアの夕べの祈り》』
第12話 音楽の都ヴェネチア
16 ラ・ヴェネクシアーナ『モンテヴェルディ《マドリガーレ集第六巻》』
第13話 前衛芸術マドリガーレとモンテヴェルディ
17 アーノンクール指揮/チューリッヒ歌劇場/ポネル演出『モンテヴェルディ《オルフェオ》』
第14話 オペラとバロックの始まり
18 カザルス指揮/マールボロ音楽祭管弦楽団『バッハ《管弦楽組曲》全四曲』
第15話 通奏低音の精神の偉大さ
19 バイエルン放送交響楽団『クーベリック/バレンボイム 夢の競演』
第16話 ヴィルトゥオーソたちの競演と協奏曲の原理
20 ジェラール・コルビオ監督『カストラート』
第17話 カストラートの乱痴気騒ぎ
21 リヒター指揮/ミュンヘン・バッハ管弦楽団・合唱団『バッハ《マタイ受難曲》』
第18話 バッハの特異な偉大さとイデオロギー?
22 グールド『Glenn Gould in Leningrad』
第19話 バッハを脱構築する愉しみ?
23 アレクサンドル・タロー『ラモー《新クラヴサン曲集》』
第20話 クラヴサンではなくフォルテピアノを——ロココのメランコリー
24 マンズー指揮/イングリッシュ・コンソート『CPEBach: Symphonies No1-4』
第21話 バッハの息子はフリージャズ・ミュージシャン?
25 バレンボイム・ピアノ/クレンペラー指揮/フィルハーモニア管弦楽団『モーツァルト《ピアノ協奏曲第二十五番》』
第22話 モーツァルトとアンシャンレジームのユートピア
26 カラヤン指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団『ヨーロッパ国歌集』
第23話 ハイドン「皇帝賛歌」と市民的公共性
27 フルトヴェングラー指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(一九四四年ライブ)『ベートーヴェン《交響曲第三番 英雄》』
第24話 有限と無限の媒介という奇跡——ベートーヴェンと漲る意志
28 フルトヴェングラー指揮/バイロイト祝祭劇場(一九五四年ライブ)『Beethoven: Symophonie No9』
29 カラヤン指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(一九七九年普門館ライブ)『ベートーヴェン《交響曲第九番》』
第25話 ベートーヴェンの人類愛と第九
30 ケンプ『Schubert : The Piano Sonatas』
第26話 「ベートーヴェン・コンプレックス世代」としてのドイツ・ロマン派
31 ガーディナー指揮/リヨン歌劇場管弦楽団『ロッシーニ《オリー伯爵》』
第27話 ロッシーニのマリオネット劇場
32 スーテイ指揮/ウィーン国立歌劇場管弦楽団/クレーマー演出『アレヴィ《ユダヤの女》』
第28話 グランド・オペラと成金ブルジョワたち
33 ルキノ・ヴィスコンティ監督『イノセント』
第29話 サロン音楽の美学
34 ホロヴィッツ・ピアノ/セル指揮/ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団『Tchaikowsky: Piano Concerto No1』
第30話 ヴィルトゥオーソ狂詩曲!
35 クライバー指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団『ブラームス《交響曲第四番》』
第31話 音楽におけるドイツ・アカデミズム
36 ロベール&ギャビー・カザドシュ『四手のためのフランス音楽』
第32話 家庭音楽とよき市民たち
37 テンシュテット指揮/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団『ワーグナー管弦楽集』
38 カラヤン指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団『カラヤン・イン・ザルツブルク』
第33話 ワーグナーと睥睨する音楽
39 グイ指揮/サン・カルロ劇場楽団『Verdi: Nabucco』
第34話 国民国家のための音楽
40 クラウス指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団『Richard Strauss: Salome』
第35話 ブルジョワをぶちのめせ!——世紀末の悪夢
41バーンスタイン指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団他『バーンスタイン マーラー交響曲全集』
第36話 宇宙的音楽とロマン派最後の夢
42 グールド『シェーンベルク歌曲集』
第37話 越境(1)——シェーンベルクと無調
43 マルケヴィッチ指揮/日本フィルハーモニー管弦楽団『ストラヴィンスキー《春の祭典》』
第38話 越境(2)——ストラヴィンスキーとリズム
44 シャイー指揮/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団『ヒンデミット《室内音楽集 第一?第七番》』
第39話 越境(3)——騒音の解放
45 マルケヴィッチ指揮/アンサンブル・ド・ ソリスト/ジャン・コクトー『ストラヴィンスキー《兵士の物語》』
第40話 新古典主義のストラヴィンスキーとコラージュ
46 ラサール弦楽四重奏団『シェーンベルク《弦楽三重奏》』
第41話 十二音技法とは何か
47 ソクーロフ監督『ドミートリ・ショスタコーヴィチ ヴィオラ・ソナタ』
第42話 ショスタコーヴィチの悲劇とソビエト連邦共和国の音楽
48 マイケル・カーティス監督/マックス・スタイナー音楽『カサブランカ』
第43話 楽劇からハリウッドへ
49 サランツェヴァ・ピアノ/ヤブロンスキー指揮/ロシア・フィルハーモニー管弦楽団『大澤壽人《ピアノ協奏曲第三番》「神風協奏曲」』
第44話 世界音楽化する西洋音楽
50 ポリーニ『ショパン《練習曲集》』
51 プレトニョフ指揮/ロシア・ナショナル管弦楽団『ベートーヴェン交響曲全集』
第45話 メモリー・オーバーフロー——演奏における歴史の過剰について
1 コーエン指揮/ボストン・カメラータ『地中海のクリスマス』
第1話 西洋音楽がまだ民俗音楽だった頃——ノイズが充満する聖歌
2 シロス修道院合唱団『グレゴリアン・チャント・ベスト』
第2話 なぜグレゴリオ聖歌が西洋音楽のルーツなのか?
3 ヴェラール&ボナルド『新しい歌——中世盛期のラテン歌曲集』
第3話 ポリフォニーの発見——三次元の音空間へ
4 ヒリヤード・アンサンブル『フィルム 神が宿った汝の口づけ——ペロタンの時代』
第4話 ノートルダム楽派——オルガヌム芸術の頂点
5 マンロウ指揮/ロンドン古楽コンソート『ゴシック期の音楽』
第5話 中世モテットにおける聖と俗
6 オルランド・コンソート『フィリップ・ド・ヴィトリとアルス・ノヴァ』
第6話 十四世紀アルス・ノヴァの頽廃美
7 メイソン指揮/クレマンシック・コンソート『ノートル・ダム・ミサ——中世のマリアの祝日』
第7話 マショーと中世のサウンドスケープ
8 ヒリアー指揮/ヒリヤード・アンサンブル『ザ・ヒリヤード・アンサンブルの芸術』
第8話 ルネサンスの夜明け——ダンスタブルとデュファイ
9 アンサンブル・クレマン・ジャヌカン『ジョスカン《パンジェ・リングア》』
10 アンサンブル・クレマン・ジャヌカン『ブリュメル《見よ、大地が多く揺れ動き》』
11 ヒリヤード・アンサンブル『ゴンベール《メディア・ヴィータ》』
第9話 「完璧なる芸術」——盛期ルネサンスの宗教合唱曲
12 ヒリヤード・アンサンブル『ジェズアルド《レスポンソリウム》全曲』
第10話 暗黒の貴公子ジェズアルド
13 サヴァール&ヘスペリオンXX『Music in Europe 1550-1650』
14 スティング 『ジャーニー&ラビリンス』
第11話 ルネサンスの優美なごった煮
15 ガーディナー指揮/イングリッシュ・バロック・ソロイスツ『モンテヴェルディ《聖母マリアの夕べの祈り》』
第12話 音楽の都ヴェネチア
16 ラ・ヴェネクシアーナ『モンテヴェルディ《マドリガーレ集第六巻》』
第13話 前衛芸術マドリガーレとモンテヴェルディ
17 アーノンクール指揮/チューリッヒ歌劇場/ポネル演出『モンテヴェルディ《オルフェオ》』
第14話 オペラとバロックの始まり
18 カザルス指揮/マールボロ音楽祭管弦楽団『バッハ《管弦楽組曲》全四曲』
第15話 通奏低音の精神の偉大さ
19 バイエルン放送交響楽団『クーベリック/バレンボイム 夢の競演』
第16話 ヴィルトゥオーソたちの競演と協奏曲の原理
20 ジェラール・コルビオ監督『カストラート』
第17話 カストラートの乱痴気騒ぎ
21 リヒター指揮/ミュンヘン・バッハ管弦楽団・合唱団『バッハ《マタイ受難曲》』
第18話 バッハの特異な偉大さとイデオロギー?
22 グールド『Glenn Gould in Leningrad』
第19話 バッハを脱構築する愉しみ?
23 アレクサンドル・タロー『ラモー《新クラヴサン曲集》』
第20話 クラヴサンではなくフォルテピアノを——ロココのメランコリー
24 マンズー指揮/イングリッシュ・コンソート『CPEBach: Symphonies No1-4』
第21話 バッハの息子はフリージャズ・ミュージシャン?
25 バレンボイム・ピアノ/クレンペラー指揮/フィルハーモニア管弦楽団『モーツァルト《ピアノ協奏曲第二十五番》』
第22話 モーツァルトとアンシャンレジームのユートピア
26 カラヤン指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団『ヨーロッパ国歌集』
第23話 ハイドン「皇帝賛歌」と市民的公共性
27 フルトヴェングラー指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(一九四四年ライブ)『ベートーヴェン《交響曲第三番 英雄》』
第24話 有限と無限の媒介という奇跡——ベートーヴェンと漲る意志
28 フルトヴェングラー指揮/バイロイト祝祭劇場(一九五四年ライブ)『Beethoven: Symophonie No9』
29 カラヤン指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(一九七九年普門館ライブ)『ベートーヴェン《交響曲第九番》』
第25話 ベートーヴェンの人類愛と第九
30 ケンプ『Schubert : The Piano Sonatas』
第26話 「ベートーヴェン・コンプレックス世代」としてのドイツ・ロマン派
31 ガーディナー指揮/リヨン歌劇場管弦楽団『ロッシーニ《オリー伯爵》』
第27話 ロッシーニのマリオネット劇場
32 スーテイ指揮/ウィーン国立歌劇場管弦楽団/クレーマー演出『アレヴィ《ユダヤの女》』
第28話 グランド・オペラと成金ブルジョワたち
33 ルキノ・ヴィスコンティ監督『イノセント』
第29話 サロン音楽の美学
34 ホロヴィッツ・ピアノ/セル指揮/ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団『Tchaikowsky: Piano Concerto No1』
第30話 ヴィルトゥオーソ狂詩曲!
35 クライバー指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団『ブラームス《交響曲第四番》』
第31話 音楽におけるドイツ・アカデミズム
36 ロベール&ギャビー・カザドシュ『四手のためのフランス音楽』
第32話 家庭音楽とよき市民たち
37 テンシュテット指揮/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団『ワーグナー管弦楽集』
38 カラヤン指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団『カラヤン・イン・ザルツブルク』
第33話 ワーグナーと睥睨する音楽
39 グイ指揮/サン・カルロ劇場楽団『Verdi: Nabucco』
第34話 国民国家のための音楽
40 クラウス指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団『Richard Strauss: Salome』
第35話 ブルジョワをぶちのめせ!——世紀末の悪夢
41バーンスタイン指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団他『バーンスタイン マーラー交響曲全集』
第36話 宇宙的音楽とロマン派最後の夢
42 グールド『シェーンベルク歌曲集』
第37話 越境(1)——シェーンベルクと無調
43 マルケヴィッチ指揮/日本フィルハーモニー管弦楽団『ストラヴィンスキー《春の祭典》』
第38話 越境(2)——ストラヴィンスキーとリズム
44 シャイー指揮/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団『ヒンデミット《室内音楽集 第一?第七番》』
第39話 越境(3)——騒音の解放
45 マルケヴィッチ指揮/アンサンブル・ド・ ソリスト/ジャン・コクトー『ストラヴィンスキー《兵士の物語》』
第40話 新古典主義のストラヴィンスキーとコラージュ
46 ラサール弦楽四重奏団『シェーンベルク《弦楽三重奏》』
第41話 十二音技法とは何か
47 ソクーロフ監督『ドミートリ・ショスタコーヴィチ ヴィオラ・ソナタ』
第42話 ショスタコーヴィチの悲劇とソビエト連邦共和国の音楽
48 マイケル・カーティス監督/マックス・スタイナー音楽『カサブランカ』
第43話 楽劇からハリウッドへ
49 サランツェヴァ・ピアノ/ヤブロンスキー指揮/ロシア・フィルハーモニー管弦楽団『大澤壽人《ピアノ協奏曲第三番》「神風協奏曲」』
第44話 世界音楽化する西洋音楽
50 ポリーニ『ショパン《練習曲集》』
51 プレトニョフ指揮/ロシア・ナショナル管弦楽団『ベートーヴェン交響曲全集』
第45話 メモリー・オーバーフロー——演奏における歴史の過剰について